広島県知事
湯﨑 英彦
祝辞
「広島県神楽競演大会」が今年も盛大に開催されますことを、心からお慶び申し上げます。
昭和46年に始まり、今年で46回目を迎えるこの大会は、県民の皆様が毎年楽しみにされる秋の恒例行事であり、本県の貴重な郷土芸能である神楽の継承と発展に、大きな役割を果たしてこられました。
これもひとえに、大会関係者の皆様の熱意と長年にわたる御尽力によるものであり、心から敬意を表する次第です。
神楽は、古くから五穀豊穣を祈り、祖先の魂を鎮める舞として伝えられた郷土芸能であり、特に本県では、伝統的な神楽から創作神楽まで、神楽の人気は高く、広く県民の皆様に親しまれております。
こうした中、本年もこの神楽競演大会が開催され、県内各地に伝わる様々な神楽の鑑賞機会が得られることは、本県の文化・芸術の振興のみならず、郷土への誇りと愛着を高め、活力ある地域づくりにも寄与するものであり、誠に意義深いことと考えております。
本日御出演の皆様には、日ごろの研鑽の成果を存分に発揮され、すばらしい舞台を披露していただき、神楽の持つ魅力を広く伝えていただきますよう、大いに期待しております。
終わりに、広島県神楽競演大会の御盛会と今後ますますの御発展を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。